おうちでおたる | 2020.09.01

小樽百景~スバル360 

小樽市総合博物館Facebookより

スバル360

小樽駅前の写真に写る「スバル360」  

昭和45年ごろの小樽駅前で、季節は雪の積もっている冬の風景です。

赤い丸で印をつけていますが、ひとめでわかるぐらい鮮明に写っています。さらにその独特な形で見つけやすいのではないでしょうか。

最近は冬タイヤも良くなり、4輪駆動の車が増えたので冬道も快適に走行できますが、この時代はまだスパイクタイヤやタイヤにチェーンを巻いていて、4輪駆動の車もほとんどなかったので、運転はとても大変だったと思います。さらに暖房(ヒーター)も今のように効率の良いものでは無かったので、車内も寒かったように思います。ちなみにスバル360の暖房(ヒーター)の構造ですが、エンジンの排気ガスが通る排気管にエンジンを冷却した空気を通して熱交換するという単純なものですので、ほのかに暖かいものが感じられる程度だったでしょう。

今回紹介させていただいた写真の他に、博物館には数枚程度しかスバル360が写っている写真はありません。実際に小樽で何台が走っていたのかわかりませんが、”国民車構想”で生まれたスバル360が、小樽の町を走っていたということがわかる1枚でした。

小樽市総合博物館

1956年創立。小樽の歴史と自然を紹介する運河館、鉄道と科学を紹介する本館があります。様々な企画展や講座、蒸気機関車の動態保存などの体験もできます。   【小樽市総合博物館】 ▶本館 047-0041 北海道小樽市手宮1-3-6 電話 0134-33-2523 ▶運河館 047-0031 北海道小樽市色内2-1-20 電話 0134-22-1258  ■HP→https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/ ■FB→https://www.facebook.com/otaru.museum/ ■mail→museum@city.otaru.lg.jp

関連記事