おうちでおたる | 2021.03.01

小樽百景~けあらし 

小樽市総合博物館Facebookより

けあらし

2021年1月24日の朝に小樽の海岸で発生した「けあらし」を、観察したので少し詳しく紹介します。

この日の未明は、全道的に晴れて、放射冷却現象により地面の熱が奪われ、とても低い気温を記録しました。

張碓の沖合で発生した「けあらし」
張碓の沖合で発生した「けあらし」

張碓の高台から見ると、札幌と銭函は晴れているのですが、冷たい空気が流れ込んだ張碓沖の海面で湯気のように霧が発生し、それが小樽港の方へと流れて行く様子を確認できました。朝里の海岸近くも霧が押し寄せていましたが、すこし内陸までは霧が進入してなくて、晴れていました。東小樽の海岸でも、沖合から霧が押し寄せてくるのを確認できました。

東小樽の海岸で見た「けあらし」
東小樽の海岸で見た「けあらし」

観察した場所によって天気が全然違うのですが、全体を見ると発生メカニズムを実感できる興味深い体験でした。

小樽市総合博物館

1956年創立。小樽の歴史と自然を紹介する運河館、鉄道と科学を紹介する本館があります。様々な企画展や講座、蒸気機関車の動態保存などの体験もできます。   【小樽市総合博物館】 ▶本館 047-0041 北海道小樽市手宮1-3-6 電話 0134-33-2523 ▶運河館 047-0031 北海道小樽市色内2-1-20 電話 0134-22-1258  ■HP→https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/ ■FB→https://www.facebook.com/otaru.museum/ ■mail→museum@city.otaru.lg.jp

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