春の遠足
小樽の小学校では、ゴールデンウイークが終了し、5月末から6月にかけての運動会が始まるまでのこの期間が、春の遠足の時期です。
今回ご紹介する写真は、今から半世紀ほど前の小学生の遠足の風景です。この写真は昭和30年代に塩谷小学校の教員をされていた白石孝一氏によって撮影されたものです。
昭和32(1957) 年、初めて一年生の担任になった白石氏は桃内の桃岩まで遠足をしました。塩谷小学校からですとおよそ3㎞。徒歩ですと、大人でも30分以上かかります。小学校一年であれば一時間以上かかったと思われます。
現在とは交通量が違うのですが、トンネルの通過も大変であったのではないでしょうか。最初の出発前の写真にはそんな緊張感もうかがえます。
大きな水筒もリュックサックも現在とは異なりますが、目的地での集合写真からは楽し気な雰囲気が伝わってきます。