鉄道記念日
2022(令和4)年は、1882(明治15)年に鉄道の札幌~幌内間が開通し幌内鉄道が全通、小樽手宮まで石炭輸送が始まってから140周年になります。また全国の鉄道史を振り返ると1922(大正11)年の鉄道記念日(10月14日)制定から100周年になります。
この鉄道記念日(現在は「鉄道の日」に改称)ですが、制定の趣旨は、日本最初の鉄道を記念してその発達の足跡を回顧し将来の進歩を期待するものとあります。この日に各種記念行事が行われ一般国民にたいして鉄道の使命を伝える点で大きな役割を果たすこととなった(日本国有鉄道百年史)のです。
鉄道記念物
そして、1958(昭和33)年の鉄道記念日から鉄道記念物の指定が始まり、第3回目に「旧手宮機関庫」が指定されました。
ちなみに鉄道記念物とは日本の鉄道発達の歴史上、記念すべき価値のあるものを指定し、その保存と活用をはかるために国鉄が行ったもので、現在北海道内の記念物はJR北海道へ継承されています。
「旧手宮機関庫」は重要文化財である旧手宮鉄道施設「機関車庫三号」のことで2010(平成22)年に保存修復工事が完成し再公開が行われ、また同年は北海道鉄道130周年で記念行事としてJR北海道から記念プレートが贈呈されました。