おうちでおたる | 2023.06.20

小樽百景~例大祭の記録(令和4年)

小樽市総合博物館Facebookより

例大祭の記録(令和4年)

6月になると、小樽は例大祭のシーズンに突入します。

調査で色々な神社の例大祭をたずねていますが、それぞれ個性的で見比べると興味深く、氏子の方々が居住する地域(氏子区域)との結びつきを感じます。

潮見ヶ岡神社  

令和4(2022)年6月4~5日にかけてトップバッターを飾った、潮見ヶ岡神社例大祭の様子です。

令和3年度までは、新型コロナウイルス感染症の影響で神事のみ行われましたが、令和4年度は神輿をトラックに乗せての渡御と、境内で担ぎ神輿が行われました。

猿田彦(天狗)の後ろに神輿が続いています
猿田彦(天狗)の後ろに神輿が続いています。

5日には小樽松前神楽保存会によって神楽が奉納され、幅広い世代の方々が魅入っていました。

小樽松前神楽保存会によって神楽が奉納

小樽稲荷神社  

宵宮祭が行われた令和4年6月10日の様子です。

木々の緑の中に色鮮やかな54対108本の幟旗が並び、境内は華やかな雰囲気に包まれていました。

獅子舞

小樽松前神楽保存会によって獅子舞が披露されると、天狗面の猿田彦(天狗)のコミカルな動きで社殿内が盛り上がりました。

張碓稲荷神社  

令和4年6月12日、張碓稲荷神社の例大祭です。

張碓稲荷神社の例大祭

下の写真は神輿担ぎの様子で、トラックに乗せて渡御を行った後に、神社の境内で行われました。

神輿担ぎの様子

令和4年は子ども神輿による御神輿(樽神輿)が中止となり、2基とも建物の中に保管されていましたが、心なしか自分たちの出番を今か今かと待っているように感じられました。

水天宮  

小樽三大祭りの1つ、水天宮多賀神社例大祭の、本祭大祭式(6月15日)と還御祭(6月16日)です。社殿のある丘から参道を見下ろして昼と夜に撮影しました。

6月15日の昼
6月16日の夜

特に夜の写真は、賑わう人混みの中でドンと立つ鳥居と、出店に灯るオレンジ色の光を見ているとなんとも暖かい気持ちになれて、個人的にお気に入りの光景です。

龍宮神社  

小樽三大祭りの1つ、龍宮神社です。令和4年6月20日と21日に調査を行いました。

「一の宮」「武揚」と呼ばれる2基の神輿のうち、「一の宮」が神社境内で、「武揚」が神社境内、小樽サンモール一番街、小樽都通り商店街で担がれました。写真はその時の様子です。

子供奴、稚児舞、松前神楽も披露され、多くの方が見守りました。

忍路神社  

令和4年7月2~3日、忍路神社で調査を行いました。

写真は、3日に行われた渡御の様子と、その途中で土場地神社に立ち寄った時のものです。

また水車プラザでも25名ほどの方々が集まり、青空の下で祭事が行われました。

渡御が行われた4時間弱のあいだ、神輿を乗せたトラックのスピーカーからは、「忍路鰊漁撈の行事(市指定無形民俗文化財)」に含まれているニシン漁の作業唄が流れ、3年ぶりの渡御を盛り上げました。

小樽市総合博物館

1956年創立。小樽の歴史と自然を紹介する運河館、鉄道と科学を紹介する本館があります。様々な企画展や講座、蒸気機関車の動態保存などの体験もできます。   【小樽市総合博物館】 ▶本館 047-0041 北海道小樽市手宮1-3-6 電話 0134-33-2523 ▶運河館 047-0031 北海道小樽市色内2-1-20 電話 0134-22-1258  ■HP→https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/ ■FB→https://www.facebook.com/otaru.museum/ ■mail→museum@city.otaru.lg.jp

関連記事