成人式の装い
現在のような成人式は昭和21(1956)年に埼玉県蕨町(現・蕨市)で行われた「青年祭」がはじまりといわれています。
「成人の日」の制定は昭和23(1948)年に行われています。
小樽の成人式
小樽ではどうだったのか、詳細は不明ですが、当館所蔵の写真やスクラップでは昭和31(1956)年には祝典が市内7カ所で行われていたことがうかがえます。

この時は記念のバッチが送られていますが、写真を見る限り晴れ着の女性はいません。
昭和36(1961)年の新聞記事に「日本髪の女性」もいた、とありますので、このあたりから小樽では晴れ着の方が増えて来たのではないでしょうか。
昭和41(1966)年の写真では市民会館での式典の様子が写されていますが、代表の女性は洋装で、客席の女性は和服が多くなっているようです。

昭和30年代の新成人は3,000人をこえていましたが、令和5年は869人。時代とともに成人式(現・二十歳を祝う会)も変化していきます。