おうちでおたる | 2020.06.04

小樽百景~小樽の海岸でみつけたものとは…

小樽市総合博物館Facebookより

小樽の海岸でみつけたものとは…

立派なタケノコ発見!   

北海道でタケノコといえば笹の細いタケノコですが、孟宗竹(モウソウチク)いわゆる竹のタケノコが2019年6月に、蘭島の海岸に流れ着いていました。

モウソウチクは北海道には自生せず、道南の一部で江戸時代に持ち込まれたものが植生しています。

海岸に流れ着いたとみられるタケノコ

なぜ、小樽にないはずのものが海岸に流れ着いていたのでしょうか?

海流に乗って…      

北海道の日本海側には南から北へ向かって対馬海流が流れているため、北海道よりも南に生息している貝の貝殻や中国や韓国をはじめとした外国の漁具やビンなど、様々なものが小樽の海岸に流れ着きます。

このタケノコもどこか南の方から流れ着いたのかもしれません。(もちろん、誰かが購入したものを近くで捨てただけという可能性もありますが…)

小樽の海岸には魅力がたくさん!

この日はタケノコの他に、海岸に漂着した海藻の下から海岸特有の昆虫を採集したり、赤と青のコントラストがきれいなイソヒヨドリにも出会うことができました。

運河館第2展示室で常設しているイソヒヨドリの剥製

今回は「タケノコ発見!」というとりとめのない話題でしたが、これからも小樽の海岸に目を向け、自然環境や生き物などの魅力を発信していきたいと考えています。

小樽市総合博物館

1956年創立。小樽の歴史と自然を紹介する運河館、鉄道と科学を紹介する本館があります。様々な企画展や講座、蒸気機関車の動態保存などの体験もできます。   【小樽市総合博物館】 ▶本館 047-0041 北海道小樽市手宮1-3-6 電話 0134-33-2523 ▶運河館 047-0031 北海道小樽市色内2-1-20 電話 0134-22-1258  ■HP→https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/ ■FB→https://www.facebook.com/otaru.museum/ ■mail→museum@city.otaru.lg.jp

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