雪えくぼ
1月上旬、博物館本館の敷地内の積雪面にたくさんの窪みを確認しました。
これは「雪えくぼ」と呼ばれる現象です。雪が降り積もった後に、気温が高くなって急激に雪が融けることで形成されます。
形成メカニズムとして考えられているのは、融けた水が積雪内に溜まり、部分的に集中した水がそこの保水能力を超えると下に浸透して、窪みを発達させるというものです。積雪の状態、気温上昇の度合いなどの条件により、大きさ、深さ、間隔が変化します。
皆さんも、雪が降って急に気温が高くなったら、積雪面を観察してみてください。「雪えくぼ」に出会えるかもしれません。