おうちでおたる | 2025.06.05

小樽百景~ラグビー

小樽市総合博物館Facebookより

ラグビー

野球やサッカーなどの球戯の中では、小樽での競技人口は少ないと思われがちなのですが、小樽では戦前からラグビーが行われていました。

小樽高商vs北大予科  

北海道での最初の対外試合(その前に部内対抗戦が行われている)は、多くの球技でそうであるように、北大予科と小樽高商(現・小樽商大)の間で行われました。最初のゲームは、大正15(1926)年6月に行われています。おそらく商大付近のグランドで行われたと思われますが、北大予科が9‐0で勝利したと北大の記録にあります。

総合博物館所蔵写真の中に、戦前のラグビーの試合を撮影した写真があります。たいへん解像度の悪い写真ですが、両チームともボーダーのジャージを着用しています。

この2チームが当時も現在と同じ色合いのジャージを着ていたとすれば、スクラム左側の濃い色のチームは小樽高商(現在は濃紺と赤いボーダー)、右側の白っぽく見えるチームは北大予科(現在は緑と黒)ではないかと考えています。

この試合の場所は、後ろの土手の風景から、商大グランドであり、この写真が収められていたアルバムの他の写真から、昭和初期から10年ころのものではないかと思われます。

ラグビーはルール改正が頻繁に行われていますが、おそらくスクラムの人数は8人で、スクラムハーフがボールを投入するところ(選手の動きが少なく、当時の写真技術ではこの場面しか撮影できなかったのでしょう)が写されています。

小樽市総合博物館

1956年創立。小樽の歴史と自然を紹介する運河館、鉄道と科学を紹介する本館があります。様々な企画展や講座、蒸気機関車の動態保存などの体験もできます。   【小樽市総合博物館】 ▶本館 047-0041 北海道小樽市手宮1-3-6 電話 0134-33-2523 ▶運河館 047-0031 北海道小樽市色内2-1-20 電話 0134-22-1258  ■HP→https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/ ■FB→https://www.facebook.com/otaru.museum/ ■mail→museum@city.otaru.lg.jp

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