人力橇

現在小樽では、夏期だけでなく積雪期でも人力車が走っていますが、戦前期は積雪期になると人力橇(じんりきそり)が使われていました。人力車の車輪が雪に埋まってしまうためです。
稲垣日誌によると
人力橇の様子は『稲垣日誌』にも登場しており、「荷車馬は馬橇となる。人力車は人力橇と変わるまで、市中の状況が一変するので、地方の人は、一日もはやく此の根雪となることを希望するのである。」(第9巻 明治36年12月11日)とあります。著者である稲垣益穂は現在の高知県出身で、同年に小樽に赴任してきたばかりだったためか、馬橇や人力橇のイラストも残しています。

「市中の状況が一変する」と感じるほど、小樽の雪景色と生活の変化が非常に印象的だったようです。
人力橇を体験してみよう!

小樽の冬景色の1つであった人力橇は、運河館第一展示室奥で展示しているほか、同館中庭で体験することもできます。

体験する際にはスピードの出しすぎや持ち手の破損に十分注意してご使用ください。
