小樽の夏
水泳講習会

塩谷海岸での水泳講習の風景です。撮影は昭和23(1948)年。戦後わずか3年後とは思えない、多数の児童が海岸を埋めています。
小樽での水泳講習会は、明治28(1895)年7月に勝納川河口の有幌町旧警察署跡(現在の青果市場付近)とオコバチ川河口南側にあたる堺町立岩付近(現在の三菱ふそう周辺)に「小樽教育会」によって設けられた「児童遊泳場」がそのはじまりとされています。
水泳講習会はかつて小樽の夏の風物詩であり、世代共通の思い出となっていましたが、20年ほど前に休止となってしまいました。
仲見世通

電気館前の通称「仲見世通」の光景、大正時代半ばの撮影と考えています。両側の店に翻っているものは、白のシャツで、日傘をさす女性たちやカンカン帽の男性などの様子から、夏の日差しを感じることができるのではないでしょうか。
アイスクリーム

オコバチ川北側にあった映画館「神田館」です。大正2年ころの写真ですが、右下にある看板でに「アイスクリーム」とあります。現在のところ、当館で確認した、小樽でのアイスクリーム販売をしめす最古の写真です。

稲穂小学校校長を務めていた稲垣益穂の日誌には
「路傍にはアイスクリュームと焼きび売とが相混じ、一方は寒冷を主とし一方は火熱にて焼きたてのを自慢らしく声高に売り声を発して居るも可笑しかった。」(明治37年8月18日)
とありますので、明治後期には市中の店で販売されていたことがわかりました。ただ、現在のようなクリーミーでバニラの風味の濃厚なものとは違い、氷菓に近いものではなかったかと推定しています。
