おうちでおたる | 2026.02.05

小樽百景~博物館70年の歩み①博物館誕生

小樽市総合博物館Facebookより

博物館70年の歩み①博物館誕生

2026(令和8)年は、小樽市総合博物館が「小樽市博物館」として開館してから70年を迎えます。今回は70年の歩みを紹介していきます。その第一回、博物館誕生まで、そして開館直後のお話です。

小樽に博物館を  

昭和29(1954)年、日本郵船小樽支店の移転に伴い、支店社屋(のちに重要文化財指定)を小樽市に譲渡する計画がもちあがります。市としては、当時手宮地区に公共の集会施設がなかったことから、それにあてるという意見もありました。その時、地方史研究者の越崎宗一氏らを中心に「小樽に博物館を」という活動が続けられており、そのメンバーが準備委員、協力員となり、道内5番目の公立博物館として昭和31(1956)年6月に開館しました。

「小樽市博物館」開館  

専門職員もいないまま、実質的な準備期間は1年足らずという環境でしたが、展示資料のほとんどを準備委員からの借用、寄託という形で、各展示室はその分野の地方史研究者にお任せしての開館でした。

開館当時の展示室配置図をご覧いただくと、2階会議室を「歴史室」として縄文時代から近代にわたる展示室として使っています。さらに貴賓室は「水産室」となっており、当時のパンフレットをみると、確かに展示ケースの奥に金唐革紙がみえています。さらにケースの下には絨毯がみえています。あまりに「大胆」な使い方なのですが、建物自体の価値が見直され、重要文化財となるのは昭和44(1969)年のことですので、致し方のないことなのかもしれません。

70年前の開館時、開設にいたる支援だけではなく、展示、解説などあらゆる面で市民主体で活動を開始したという点で、私たち小樽市総合博物館が誇るべきことである、と考えています。

小樽市総合博物館

1956年創立。小樽の歴史と自然を紹介する運河館、鉄道と科学を紹介する本館があります。様々な企画展や講座、蒸気機関車の動態保存などの体験もできます。   【小樽市総合博物館】 ▶本館 047-0041 北海道小樽市手宮1-3-6 電話 0134-33-2523 ▶運河館 047-0031 北海道小樽市色内2-1-20 電話 0134-22-1258  ■HP→https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/ ■FB→https://www.facebook.com/otaru.museum/ ■mail→museum@city.otaru.lg.jp

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