小樽百景 | 2026.07.20

小樽百景~博物館70年の歩み⑦特別展

小樽市総合博物館Facebookより

博物館70年の歩み⑦特別展

昭和34(1959)年に学芸員が配置され、調査研究体制が整備されていきますが、特別展などの普及活動も軌道に乗っていきました。途中、学芸員の交代がありましたが、昭和40年代から特別展は毎年の実施されていきます。

開館当初の市内郷土史家の蒐集資料を借用したものから、館蔵品の増加に伴い、収蔵資料や周辺博物館などからの借用資料などを中心にした現在のスタイルに近いものとなっていきました。

この時期、当初は東京国立博物館の巡回展示などを活用し、「本州の優れた資料を小樽の人々に紹介」というスタンスのものが続きますが、次第に特別展のテーマも、地域研究や生活史に密接した、独自な企画が生み出されるようになっていきます。

手宮古代文字展  

特に、昭和43(1968)年に開催された「手宮古代文字展」は、国指定史跡手宮洞窟の陰刻画について、発見以来のさまざまな資料を集めたものでした。

このときに松下亘氏らによって「小樽市博物館シリーズ」として刊行された、『手宮洞窟の研究史』はその後の岩壁画研究の中で大いに活用されています。

市民と歩む、多彩な講座  

市民向けの普及事業も充実していきます。手元にある資料は昭和40年度のものですが、毎月複数回の講座が実施され、連続講座を含め年間30回以上の数に上ります。講師は学芸員だけではなく、昆虫研究者など市民による講座も開催されていました。

50年代に入ると、学芸員の複数配置が実現し、展示も地域資料中心で、より市民の興味を引くものにシフトしていきます。

こうしたなか、博物館の移転が決まります。

小樽市総合博物館

1956年創立。小樽の歴史と自然を紹介する運河館、鉄道と科学を紹介する本館があります。様々な企画展や講座、蒸気機関車の動態保存などの体験もできます。   【小樽市総合博物館】 ▶本館 047-0041 北海道小樽市手宮1-3-6 電話 0134-33-2523 ▶運河館 047-0031 北海道小樽市色内2-1-20 電話 0134-22-1258  ■HP→https://www.city.otaru.lg.jp/simin/sisetu/museum/ ■FB→https://www.facebook.com/otaru.museum/ ■mail→museum@city.otaru.lg.jp

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